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category: トロフィー論 1/1
第1回 トロフィーとは
不定期連載 第1回 トロフィーとは
ゲーム界に一石を投じた『トロフィー』
PS3/vitaのあらゆるタイトルにジャンル問わず実装しているシステムだが
この『トロフィー』とは如何なるシステムであるのか。
お馴染みWikipediaによると、以下のように定義付けられていた。
トロフィーとは……
PlayStation 3(PS3)及び、PlayStation Vita(PS Vita)向けのゲームソフトにおけるやりこみ具合を表す指標である。
そもそもトロフィーが産声をあげたのは2008年。
元はXBOXの『実績』を参考に作られたであろうシステムだが、日本国内ではそのマーケットシェアからかトロフィーの知名度のほうが圧倒的に高い。
本来、家庭用ゲームのやり込みとは『RPGのLv99』や『ノーダメージクリア』のように、あくまでプレイヤーが自身に課した目標であり、自己満足の域を出ることはないものだった。
ましてやそれがゲーム内で直接的に扱われることなど、ほぼ無かったと言ってよい。
やり込みが明確な指標として示されるようになったのがトロフィー。
トロフィーの登場は一部のゲーマーにとってまさに青天の霹靂であり、これに飛びついたのは想像に易い。
ちなみに先ほど、やり込みは「自己満足の域を出ることがなかった」と言ったが、その裏には「発信意思はある」が「手段が無かった」実情もある。
折りしもトロフィーが実装された2008年は、PS3の普及により家庭用ゲーム機がネットワークに接続される環境がスタンダードになってきた時代だった。
やり込み・腕前・オレスゲー(それらを総じてゲーム愛と呼ぼう)。
数々の鬱屈した承認欲求に悶えるゲーマーにとって、トロフィーはまさに天から贈り物だったに違いない。あちこちにトロフィー自慢のブログが現れるようになった。
そういう筆者自身もこのトロフィーの虜になった人間の一人。
実装当初は寝る間も惜しんでトロフィー取得に勤しんだものだ。
トロフィーが実装され時間が経ち、トロフィーを集める人間も多種多様になってきた今。
トロフィーとゲームの関係、そしてトロフィーがゲームにもたらした功罪を改めて考えてみたいと思う。
次回へ続く
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